繊細な模様を描きながら、赤身に入り込んでいくサシ。目では見えないほどキメ細かく美しいため、見た目は赤というよりどちらかと言えばあずきのような色あいに。しかしこのあずき色が、熟成された究極の牛にしか成しえない色味なのです。
体温で溶けだしてしまうほど融点が低い脂。そのため、口に含むとすぐにとろけてなくなります。くどすぎずさらりとした舌触りはまるで絹のよう。いつまでも口の中にしっとりと残ります。
品が良くジューシーな肉汁。噛むほどに味わい深く、ふくよかで芳醇な甘さを醸し出す赤身は、「往にし方の大石牛」だからこそ実現する肉質です。違いがわかる方は、肉からほんのりと漂う上品な香りも楽しんでみてください。